素晴らしきアンティーク・ゲーム

kuroiが懐かしの名作ゲームを振り返って現実逃避してまた明日からがんばろって思うブログ。

【玉繭物語】なつかしの名作ゲームたち

 

今日振り返りたいゲームはPS『玉繭物語』(1998年 GENKI)。

 

これまた懐かしいゲームですな。

ちなみにPS2にプラットフォームを移し、続編の『玉繭物語2~滅びの虫~』も発売されました。ということは結構人気あったのかな?ちなみに2はわたしも未プレイです。とりあえずどんなゲームだったか振り返っていきましょう。

がっつりストーリーをたどっていきます。長くなりそうですごめんなさい。

 

f:id:kuroig:20190106095227j:plain

玉繭物語 1998 GENKI

 

 

玉繭物語

 

物語のはじまりは古代。

森の神エルリムが根を下ろすパレルの地。

エルリムより、生命の創造をまかされていた精霊アモスはある時に、神の似姿をもつ獣をつくることを思いつく。エルリムはそれを咎めたが、その獣と恋をしないことを条件にアモスの提案を認めることにする。「知恵ある獣・人間」の誕生である。

精霊アモスはエルリムの言いつけを守っていたが、あるとき禁を破り、人間と恋に落ちてしまう。ふたりの間に生まれた子は神の力を備えていた。エルリムは怒り、その子を光と影に分かち封印した。

 

時は流れ、パレルの地にはゲヘナパレ王国が栄えていた。ゲヘナパレの王子「メネク」は森で美しい少女と恋に落ちる。その少女の名は「アルカナ」。精霊の血をひく娘であった。

国では王子が、魔女に心を奪われたと噂になり、心を痛めたアルカナは誠の心のしるしとして、妖精の繭から紡ぎあげたこの世のものとは思えぬほど美しい布を王に献上した。しかし王はそのあまりの美しさの虜になり、少女の住む森に兵を差し向けて繭を乱獲しはじめ、それを咎めた王子は牢屋に閉じ込められ、そのまま息を引き取った。アルカナは深く悲しみ、世を恨み運命を呪いながら沼にその身を投げた。

「アルカナの呪い」は神の怒りを呼び、オニブブとよばれる滅びの虫の大群が押し寄せ、ゲヘナパレは森に呑まれることとなった。

 

以来、森には「森のしもべ」と呼ばれる魔物が住み着くようになった。そのため、魔物の狩人「繭使い」を村に一人置くことが必要になり、森のしもべの魂の浄化のために、精霊の血をひく「ナギ人」と呼ばれるものがその妻となった。繭使いの妻は自らの身に呪いを引き受けることによって、森のしもべの魂を浄化する。それは「呪いの刻印」となって体にあらわれる。それは女性にとって死を意味する。繭使いとその妻は、村人から好奇と畏怖の対象になっていた。

 

パレルの森の中にサイラスという村がある。そこにはかつて「パレルの獅子」と呼ばれた繭使い・リケッツがいた。しかしリケッツはある日、突然失踪する。そのため、サイラスにしばらく繭使いは不在であった。妻が呪われることに耐えられず逃げ出した、森に呑まれた卑怯者、などと村では揶揄されていた。妻のフィオ、息子レバントは村人からの目線に肩身の狭い思いをしていた。そのサイラスに突如としてオニブブの大群が押し寄せる。

 

村人たちは眠り病に倒れ、早急に次の繭使いを立てることが必要になった。レバントは幼馴染でナギ人のマーブを妻に迎え、晴れて繭使いとなる。マーブは、レバントのことは好きだけど「掟」で妻となることには抵抗があるという。新米繭使いと、その妻を支えたのは聖魔導師ガライの存在だった。ガライは流れ者のナギ人であり、レバントとマーブが成人するまでこの村を守っていた。

 

f:id:kuroig:20190106095239j:plain

世界観は「風の谷の◯ウシカ」に近い

 

レバントは繭使いとして森に入り、村人たちの眠り病を治す方法を突き止めねばならない。早速「タマムシの森」へと向かい、そこで「青の繭使い・コリス」に手ほどきを受ける。繭使いの武器は「笛」である。森のしもべを無闇に殺すことなく、笛の音色で魂を鎮めるのが繭使いの心得。コリスはリケッツとも親交があり、レバントに知恵を授けてくれた。しかし、眠り病を治す方法はわからず、さらに深い森へと足を踏み入れる必要があるとのことだった。

 

奥深くまでたどり着いたレバントの前に広がっていたのは御神木の森であった。そこには万病に効くという「カラバス草」がたくさん生い茂っていた。村の祈祷師・ゲバラは封印の札を授け、神もろとも封印することをレバントに課した。レバントが御神木に封印の札をかざすと、森の神エルリムは怒り、森は赤く染まる。

 

そのころ、ゲバラは神の怒りに備え、ガライを生贄にさしだす儀式をはじめようとしていた。しかしその寸前でガライは真の姿を顕す。ガライは死神アズラの転生であった。レバントが村に戻ると村人はみな魂を奪われたように固まってしまっていたが、マーブだけは妖精のような姿で意思を保っていた。

 

マーブの話によれば、魂の集結の時が迫り、ガライは村人の魂をつれて冥界に旅立った。レバントは人間と精霊の輪廻を断ち切るべく、ゲヘナパレの時代から続く「アルカナの呪い」を解くために試練を受ける必要があるという。

 

試練は過酷を極め、人のこころの影を糧とする影の使徒たちを倒し、魂の浄化をしなければならない。人間の傲慢と疑念、強欲と憎しみ、影に囚われた人の心こそが試練であったのだ。すべての使徒に打ち勝ったレバントは「光の選ばれし者」となった。そこに現れたのは「影の選ばれし者」。集結の時までに、メネクの転生レバントが、アルカナの転生マーブの心を癒し、影の選ばれし者に打ち勝つことが出来なければ、次の輪廻の時まで世界は闇に包まれるという。死闘の末、レバントは影の選ばれし者を退けた。すると影の選ばれし者が仮面をとり、その姿を現した。その姿は紛れもない、父・リケッツであった。リケッツはレバントが光の選ばれし者として自分を倒すことを信じていたのでる。そして二人は光と影の鎮魂の曲を奏で、パレルの地はふたたび光を取り戻したのだった。

 

というお話でした。いいですね。。

 

 

ゲームシステム

 

もうお腹いっぱいかもしれませんが、ゲームの部分にも少しだけ触れて終わりにしたいと思います。基本的にはドラゴンクエストモンスターズ的な感じが(システム的に)近いかなと思います。

サイラス村を起点に、入口を通ってそれぞれの森にわけいっていきます。森はそれぞれ入り組んだ形になっており、しもべや密猟者がその行く手を阻みます。

 

レバントは森のしもべを操り、仲間に加え、時に淘汰する。配合を繰り返し、強靭で技の多彩なしもべを生み出すことが攻略の近道になります。

 

また、道具や風景、BGMといったゲームの世界観をかもしだすディテールも素晴らしいです。

 

ロードが長かったり、クリア後のプレイがマンネリ化するなど、昔のゲーム的な粗い部分もありますがそれを差し引いてもめちゃめちゃ面白いです!!

また時間があったらやりたいなー(*´ω`*)

 

 

それではまた。