素晴らしきアンティーク・ゲーム

kuroiが懐かしの名作ゲームを振り返って現実逃避してまた明日からがんばろって思うブログ。

【昆虫博士】なつかしの名作ゲームたち

お家の中でも昆虫採集

 

どもーkuroiです。

今日懐古していきたいゲームは『昆虫博士』です。

ついにゲームボーイが来やがったか……。

 

 

小さい頃から昆虫好きだったわたしにとって、このゲームは非常に思い出深いものになりました。当時は山に行っては虫をとり、家に帰って虫をとり、という生活でしたね。

 

 

J・WINGは他にも『釣り先生』シリーズや『ディノブリーダー』など、コアですが自然をテーマにした印象深い名作をたくさん残しました。Ω\ζ°)チーン

 

 

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GB 昆虫博士 1998 J・ウイング

 

 

ゲームとしては非常にシンプルです。

昆虫を収集して図鑑の完成を目指します。(全128種類)

が、その道は非常にハードです。一部の昆虫が異常に出現率が低いため、わたしも結局コンプリートは叶いませんでした。できた人いたら教えてほしいです。

 

 

 

エンディングまでの超簡単なあらすじ

 

主人公は父親と一緒に「むしがみやま」に昆虫採集にでかけます。山頂に近づいたとき、一匹の昆虫が二人の前をとんでゆきます。父親があれは伝説の「シンチュウ」ではないかと興奮して言います。その日は時間も遅くなるので家に帰ることになりました。しかしその次の日、むしがみやまへの道ががけ崩れで塞がれてしまいます。

 

主人公は「はかせ」や町の人たちの力を借りながらシンチュウの姿を追い求めます。そしてついにシンチュウはその姿を現し、主人公と心を通わせます。

 

その昔、シンチュウは主人公に飼われていた一匹の虫であったそうです。しかしその次代、世界には危機が訪れていました。そして主人公(前世の)の命に危険が迫ったとき、シンチュウは主人公を助けたい一心で、その身を大地と空と水と樹木の4つに分かち、世界の崩壊を食い止めます。ですが努力虚しく主人公は命を落とします。シンチュウは悲しみました。それからもシンチュウは世界を守り続け、主人公が転生するのを待っていたのだと言います。

 

その願いは叶えられ、主人公と出会うことができましたが、シンチュウは長く生きすぎたため、もう行かなければならないといいます。そして、シンチュウはどこかへ飛び去っていきました。おしまい。

 

なんか、最後の方ストーリー重くなりましたね。子供のときは、どうもそれまでの世界観とマッチしなくてあまり頭に入りませんでした\(^o^)/ソンナコトモアルヨネ!!

いや、名作なんですけどね!!

 

 

 

ゲーム性について

 

シンチュウと主人公の感動のエンディングとともに、もうひとつゲームの中で主人公が目指すことになるのが、昆虫博士の称号です。

ゲームの中では時間の概念があり、30日ごとに春夏秋冬が変化していきます。

そして毎1日、11日、21日には昆虫のコンテストが開催されています。それぞれランクがあるのですが、毎季節1日に行なわれる「Sランク」のコンテストを制覇したものに「昆虫博士」の称号が与えられるのです。

しかしこのコンテスト、優勝できるかどうかはほぼ運で決まります

 

コンテストは4匹の昆虫で争われます。主人公以外の昆虫は完全にランダムで選ばれ、能力の高い昆虫ばかりのときもあれば、そうでないときもあります。昆虫にはそれぞれ、たくましさ、すばやさ、うつくしさの3つのパラメータがあり、それぞれに応じたコンテストが開催されています。

 

大会に出てくる他の昆虫たちは、ときにこちらの虫のパラメータをはるかに凌駕した数値で登場します(正確な値はわからない)。もちろんこちらも昆虫のパラメータをあげるアイテムを使ったりすることはできますが、能力を最大まであげてもかなわない相手も登場します。ですからこちらに求められるのはある程度の能力と、根気よくリセットする潔さです。

 

昆虫を飼育することもでき、幼虫から育てたり、パワーアップする餌をあげたりという要素はありますが、正直コンテストにはそのへんで捕まえてきた昆虫で十分です

このせいで、飼育はほとんど空気と化してしまっています……。

もちろん頑張って育てれば優勝の可能性は高まりますが。

名作なんですけどね??

 

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パラメータ画面。個体差は存在しないが大会では明らかなドーピングが行なわれている。

 

 

そして最初にも述べましたが、一部の昆虫の出現率が異常に低いです。図鑑コンプリートを目指して何時間もプレイしましたが、結局あきらめざるを得ませんでした。時間さえあればまたチャレンジしたいなあ。

 

昆虫を捕まえるシステムなんですが、2Dの画面を上から見下ろすような形になっており、主人公が一歩動けば、その分昆虫も移動する、『風来のシレン』や『チョコボの不思議なダンジョン』みたいなシステムになっています。

アミにも種類があって、序盤は短く動きのおそいアミですが、ストーリーを進めるとより高性能なアミを手にすることになります。ハチや水棲昆虫の類が捕まえづらくてイライラしたのを思い出します(# ゚Д゚)

 

ちなみに、ゲームボーイカラーで『昆虫博士2』『昆虫博士3』と続編が発売されました。昆虫の種類も増え、捕獲のアクションもよりリアルさが強調されたものになっています。が、致命的なバグがいくつか確認されていますので、プレイされる際には注意が必要です。

 

 

学校にもいかず、一年中昆虫とともに過ごす。勉強や仕事なんてする必要はありません。昆虫博士、そう呼ばれることが人生の全てなのです。そんな夢(一部の人間には)のような世界を味わわせてくれる『昆虫博士』。すばらしい、実にすばらしい。

 

……ああ、仕事やめたいなあ。